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現状の問題点

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 ほか、葬儀の種類 葬儀社の種類 斎場の種類 です。  

もっとも問題なのは、葬儀社主導による葬儀のイベント化です。
葬儀社任せは依頼者にしてみれば楽だが、危険も隣り合わせになります。
斎場での葬儀は、非日常としてのイベント化をよりいっそう推進しています。
問題の根本解決は、情報格差の解消によるしかありません。


42%の人が葬儀が形式的になりすぎている、と思っている
 財団法人日本消費者協会が1999年に実施した調査(複数回答)では、 最近の葬儀について、「形式的になりすぎている」(42.4%)、「もっと質素にしたほうがいい」(35.3%)、「世間や見栄にこだわりすぎている」(34.7%)、「不必要なものが多すぎる」(28.8%)となっています。
 また、東京都の例になりますが、2001年のアンケート調査(複数回答)では、「お葬式で納得がいかなかったところ」について聞いたところ、「予定より派手になってしまった」(30.9%)、「費用の追加支払いが多くなった」(27.2%)という順に高くなっており、「何もない(満足している)」(20.6%)を上まわっています。

葬儀社主導の葬儀になっている
 非難を承知で、あえて、これらの問題群をまとめるとすれば葬儀社主導による葬儀のイベント化と言えると思います。葬儀社主導になってきたのは、「葬儀の傾向」のところでも触れましたが、地域コミュニティーの崩壊と、自宅でなく斎場で葬儀を行うことが多くなったということが影響しています。そしてこれにより、依頼者のほうでも葬儀の知識がなくなってきたり必要なくなったりしてきて、そして、なおさら葬儀社に全てを任せるような土壌になってきたのです。これは、依頼者にとってみれば楽と言えば楽なわけです。しかし、危険も隣り合わせなのです。
 つまり、この葬儀社主導の葬儀という土壌の上に、 世間で問題が起こっているように、「何の準備もしていず、病院で紹介された葬儀社に任せたらとてつもなく高かった」や「見積書もなく、いざ請求の時に請求書を見たらビックリした」、「見積りが安いと思って依頼したら、追加とかオプションとかで請求金額が膨れ上がって結局高いものについた」というような問題群がおこってくるからです。依頼者の無知につけ込んで足元を見る葬儀社がでてくるようになってしまったのです。
 上記のアンケートの回答は、本来、葬儀をコントロールすべき人が、葬儀社主導で葬儀をコントロールできなかった現状を端的に浮き彫りにしています。

イベントとしての葬儀
 また、上記のアンケートの回答のほとんどは、葬儀のイベント化に対する批判とも言えます。葬儀をすべて葬儀社に任せた結果がイベントになってしまうと言い換えてもいいでしょう。そして、葬儀が日常生活とはかけ離れた斎場で行われることが多くなることにより、非日常としてのイベント化をよりいっそう推進しています。
  依頼する側としても、日常の延長線上にないイベントのため、そういうものだと無批判に思い込んでしまったり、一般的な相場感覚を持ちにくいことや、冷静な判断を行いにくい精神状態のもとで契約しなければならないという状況があるとともに、世間並みに恥ずかしくないものにしたいという見栄がからんでくる場合さえあります。こうして葬儀社主導のイベントが強力に形作られていきます。

 ただ、ここでいくら それを強調しても意味はありません。では、どうすればいいのかということです。自分にひきつけてとらえれば、こう言い換えてもいいでしょう。よっぽど気をつけていないと、イベント化の流れに知らず知らずうちにのってしまうということです。つまり、 このことを意識しているだけでも、たとえば見積書をみる眼も、葬儀社の担当者の話を聞く姿勢も大分違ってきます。

 ただし、あわてて付け加えて言わなければならないことは、イベントは悪い意味ばかりではないということです。上記のアンケートにおいて「形式的」とか「不必要」と批判されていることでも、それは現代人の合理的とする見方からのことであって、歴史を経て伝わってきていることには、それ相応の意味があると考えたほうがよいということです。同じことをやっても形式的と捉えるかどうかは意味を理解しているかどうかの違いも大きいのです。とすれば、こうした、意味とか価値とかの話をしてくれる葬儀担当者の話は聞くに値すると思います。

情報格差があるかぎり問題は解決しない
 根本的に、上記の問題群を解決する手段は情報格差を解消するということによるしかありません。つまり、依頼者自身が葬儀や葬儀社に対して見識をもって、葬儀社と相対することです。
  しかしながら、それが難しいということは、このホームページのいたるところで述べたとおりです。それゆえ、センターが依頼者と葬儀社の間に入ることにより、たとえ、ご依頼者が葬儀に関する情報を持たない中で葬儀社とやり取りをしても足元を見られることのないような仕組みが必要だと考えてセンターが作られたわけです。


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